・HANABi brand LEDテールランプ (LOVE LARK)の修理
LEDが球切れしてしまいました。
このままでは整備不良車ですので、修理しなければなりません。
修理についてメーカーに問い合わせると、以下のような回答が返ってきました。
「LEDテールランプですが、1年保証付商品で、保証期間内でしたら無償で新品と交換させていただきます。
保証期間が過ぎている場合は、下取り販売で対応させて頂いております。
レガシィ 下取り販売金額 ¥20,580-(税込み) 1台分
下取り販売は、不具合商品の返却が条件です。
テールレンズは片側のみの出荷もできます。
ただし、製品のロットや年月の経過によりレンズの色の濃さに違いが発生する場合がございます。」
このテールランプは「KEN@PaPa」さんから頂いた物だし、保証期間はとっくに過ぎています。
片側のみの下取り販売も可能なようですが、今後も球切れする可能性があることを考え、修理にチャレンジすることにしました。
リヤコンビネーションランプを外します(外し方はこちら)。
問題はLEDにどのようにしてアプローチするかです。
温めることによってレンズを固定しているコーキングを軟らかくして分解できるという情報があったので、段ボール箱に入れて温めてみました。
しかし、ドライヤーのパワーが不足していたためか、コーキングが軟らかくなる気配が全くありません。
ヒートガンならいけるのかな?
次に考えたのが裏蓋をカットしてしまう方法です。
作業の効率をアップするために、「ZUKKA☆彡」さんから超音波カッターを借りました。
直線部分はPカッターで切り、曲線部分は超音波カッターで切りました。
リフレクターを固定していると思われるネジが3本あり、裏蓋を閉める際の固定用にこのネジが有効活用できそうです。
そのため、これらのネジの外側をまわるようにカットしたかったのですが、形状の問題で裏蓋側に含められたのは3本のうち1本だけでした。
カットした後に分かったことですが、このカットの仕方だと上段外側のLEDを外すことが出来ません。
今後この部分のLEDが切れてしまったら、どうしよう・・・。
また、基盤の配線が裏蓋にかなり近接しており、カッターを深く突っ込むと断線してしまう危険性が高いです。
僕は運良く断線せずに済みました。
基盤はリフレクターに小さなネジで固定されています。
配線を切断して基盤して、切れてしまったLEDを摘出します。
FluxLED2個と抵抗1個が一組になっていて、それぞれが並列で繋がれています。
この隣り合った6個のLEDが点灯しなくなったのは偶然だったのでしょうか?
修理に使用する材料はいつものようにしまりす堂から調達しました。
FluxLEDは、ドアステップランプ(カーテシランプ)と同じKingbrigt製 L-7679C1SEC-Hを使用しました。
ドアステップランプの時は、FluxLED4個に対して抵抗を1個接続していたのですが、今回はFluxLED2個に対して抵抗を1個接続するので、抵抗は1/2W
180Ωを用意しました。
基盤の中央には固定用の穴を開けました。
3組作って、配線で繋いで繋ぎます。
配線を基盤に固定する部分のハンダが綺麗にいきませんでした。剥がれませんように・・・。
新しく作製したLEDを組み込みます。
こうしてみると、基盤はもう一回り大きく作っても良かったかな。
試験点灯・・・、バッチリです。
裏蓋を戻します。
ネジ一つだけでも有効で、裏蓋をしっかり固定することが出来ました。
カットによって隙間が当然出来てしまうので、この隙間はシリコンで埋めました。
ABS用接着剤で接着するとか、エポキシパテで埋めるといった方法もありますが、再度開ける時のことを考慮するとシリコンがちょうど良いと思います。
車両に戻して作業完了です。
これで整備不良車として警察に止められる心配はありません。
よ〜く見てみると、修理した部分のLEDの色合いが違います。
デジカメで撮ると差がハッキリしていますが、肉眼では気にならないレベルです。
LEDのメーカーが違うわけだから、色合いや拡散の具合が異なることは仕方ないことでしょう。
同じメーカーでもロットによって変わることもあるらしいし。
これは余談ですが・・・。
裏蓋を開けてみたら、シリコンで作られた花が咲いていました。
何コレ。
必要性があって作られた物とは、とても思えません。
製造ラインの不具合で出来ちゃったの?それとも工員のイタズラ?
人によっては、粋なイタズラと感じるのかなぁ。
僕には、この製品のレベルの低さを感じてしまいます。