・EXAS EVO Tune センターパイプ (GP SPORTS)

 融雪パイプの地下水や凍結防止剤の塩を浴び続け、センターパイプはこんな姿に・・・。
 知り合いの中には、マフラーに穴が開いたことがあると言う人が何人かいます。
 いずれはtara号も穴が空いてしまうのか・・・!?
 と言うことで、ステンレス製のセンターパイプに交換することを検討しました。


 センターパイプを検索すると、リヤピース同様に様々な口径の物が発売されています。
 検索し得た製品の口径の組み合わせは以下の通りです。

メーカー名 センター エンド
AVO 76 76
BRAVE 76 60
ゼロスポーツ 70 70
カキモトレーシング 70 60
Cyber-R 70 60
マインズ 70 60
HKS 65 54
GP SPORTS 60 60
T.N.ガッツ 60 60
K2 GEAR 50 50

 今回センターパイプの選択に当たり、排気系の口径を可能な限り統一することを念頭に置きました。
 左写真はエンド側、右写真はセンター側です。濡れているのは、ボルトを緩めるためのオイルを吹き付けたためです。
 純正のセンターパイプは、定規で大雑把に計測したところ、センターがφ50でエンドがφ40でした。
 これに対して、メタルキャタライザー(HKS)がφ65で、NEO HYPER MUFFLER (LIBERAL)がφ60です。
 すなわち、それぞれの接続部分で口径差が生じています。
 特にエンドの口径差は大きいですね。この部分で排気の乱流が起きたりするのかな?

 それと、低速トルクを落とさないために、余り太すぎない物にしようと考えました。

 これらの条件を考えると、先ずエンドに関してはφ60でなければなりません。
 センターについては、リリースされている製品の中ではφ60が細い部類になります。
 K2 GEARのφ50なんてのもありますが、これはデュアルなので特殊ですね。


 これらの条件に当てはまり、ピンと来たのがGP SPORTSの製品でした。
 あまり聞き慣れないメーカーですが、ドリフトの世界では有名なようです。
 ショップで実際に製品を見たところ、溶接は綺麗ですし、曲線部分は「継ぎ足し」ではなく「曲げ」で造られているので自分好みでした。
 「曲げ」に関しては、考え方は色々あるのかも知れませんが、溶接箇所は少ないに越したことはありません。

 この製品について検索をしていたところ、この製品の試作に関わった「うさたろう」さんと連絡を取ることが出来ました。
 そして、あれよあれよと言う間に、この製品を格安で譲っていただけることになりました。
 「うさたろう」さん、感謝です!!


 取り付けは例によってDIYですが、今回は御好意に甘えて「うさたろう」さん宅のガレージをお借りしました。
 これが実は大吉な選択でした。



 エンド側のボルトですが、先程の写真でお見せしたように真っ茶色に錆び付き、オイルまみれにしてもビクともしませんでした。
 そこで、「うさたろう」さん所有のディスクグラインダーが登場。切断することとなりました。
 切断された物を見て納得。ここまで錆びてしまっては、回るはずがありません。
 一人で作業をしていたら、途方に暮れているところでした。
 これも地下水や塩の影響なのか!
 幸い、センター側のボルトは簡単に外すことが出来ました。


 外した純正品を改めて観察すると、恐ろしいことになっていました。
 左写真は分岐部分です。この錆の深達度ははたして・・・。
 右写真はステーの付け根です。錆びた表面を触るとポロポロと落ちてきます。


 純正品とGP SPORTS製の比較です。
 センター部分はその差10mmなのでそれ程差を感じませんが、エンドは20mmもの差があるためかなりの差を感じます。
 純正のサイレンサーは、湯タンポみたいですね。
 GP SPORTS製のサイレンサーは細身で格好イイです。でも、こんなに細くて消音性能はどうなんでしょうか。
 排気音について「うさたろう」さんに尋ねたところ、かなり大きいとのこと。
 大丈夫かなぁ。


 取り付けは問題なく完了。
 センター側の球体ガスケットは、メタルキャタライザー(HKS)に付属していた物をそのまま使用。
 エンド側は、センターパイプに付属していた物を使用しました。


 取り付け後の風景です。
 レーシーな雰囲気になりました。
 エンドの口径差がなくなり、見た目にも高効率になったような感じがします。


 インプレッションです。
 先ず、懸念されていた排気音の大きさですが、最初にエンジンを掛けた時にその心配は的中しました。
 NEO HYPER MUFFLER(LIBERAL)に交換した時にも大きくなったと感じましたが、今回はそれ以上でした。
 走りを満喫したい時には良いのですが、普段の足として使用する時にはストレスだし、近所迷惑にもなるのでマフラーのインナーサイレンサーは外せなくなってしまいました。
 音質は低音が増しました。
 排気音を収録したのですが、違いが分かりますか?
 左が装着前、右が装着後です。


 走行インプレッションです。
 低速トルクの落ち込みは特には感じませんでした。
 高回転時は言うことなし。ストレスなく回ります。
 メタルキャタライザーとマフラーによって既に回転ストレスはなくなっていたのですが、磨きが掛かった感じかな?
 排気音の高鳴りで更にそう感じさせるのかも知れません。






 









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