・メタルキャタライザー (HKS)
今やマフラーと並んで排気系チューニングの定番となった感のあるメタルキャタライザーです。
メタルキャタライザーは、HKS、AVO、サイバースポーツ、ゼロスポーツなどからリリースされています。
イベントで大幅割引+激安工賃だったのでHKS製にしました。
セット内容は、フロントパイプ本体・遮熱板(写真の青い物。青は保護シールの色です。)・ターボチャージャーガスケット・球面ガスケット・ホースバンド・遮熱シール・タイラップ・ワッシャです。
純正品とHKS製の比較です。
何と言っても、HKS製は美しいですね。
滑らかな曲線と、光り輝くステンレスのボディがたまりません。
この滑らかさは排気の良さを感じさせます。
これに対して、純正品の形状は・・・。
凍結防止剤や融雪パイプの地下水を浴びたせいか、純正品はサビサビです。
今まで、お疲れ様でした。
HKS製の触媒は1つですが、純正品の触媒は前後に2つあります。
この点も抜けの良さを予感させます。
触媒の次に外観上の特徴がここですね。
HKSが言うところの、GTエクステンションです。
純正品はターボ側にしか経路がありません。
そのため、アクチュエーターからの排ガスが上手く排気されずにターボ通過ガスの流れを阻害します。
HKS製はアクチュエーター側にも経路を作り、ターボ通過ガスに影響しないようになっています。
純正品も本来はこの様な形状にしたかったんじゃないのかな?
右下写真はフロントパイプを外して、タービンの接続部分を車体下から覗いたところです。
右側の丸いフタ状の物がアクチュエーターのスイングバルブです。
取り付けはいつものようにDIYで・・・、と言うわけにはいかず、COCKPIT LOFT 長岡川崎店でお願いしました。
作業の見学をさせてもらいましたが、リフトで車体を上げたり下げたり大変そうでした。
僕が持っていない工具も登場。やっぱりDIYは不可能だったなぁと思います。
プラグはHKSの指導に従い、熱価を一つ上げて7番にしました。
左が純正品。右がHKSのSUPER FIRE RACING M35iLです。メーカーは共にはNGKでした。
電極の太さは0.6mmです。
純正品(品番ILFR6B)はNGKのLFR6AIX-Pと同じ物ですが、HKSも同等品か?。
インプレッションです。
先ず始めに感じた事は、排気音の変化です。
音量はやや大きくなりました。
後方から聞こえてくるマフラーの排気音が大きくなりましたが、気になる程ではありません。
NA6でエキマニを交換した時は、エキマニ付近から排気音が聞こえたものですが、今回はフロントパイプ付近からの音は聞こえませんでした。
音質も変化し、やや甲高い感じになりました。
この音質の変化によって余計にマフラーの排気音が大きく感じられるのかも知れません。
Genome(STI)のような高音系のマフラーにこのメタルキャタライザーを取り付けると、排気音がどのように変化するのか興味があるところです。
走行時の変化ですが、気持ちイイの一言に尽きます。
低速時は車が少し軽くなったかなぁと言う程度ですが、アクセルを踏み込んでブーストが掛かり始めると一気にMAXに到達します。
パワー感があり、ストレス無く回っていく感じです。
加速時に背中を押される感じが少し強くなりました。
また、高速走行中に4速や5速から更に加速したい時なども、気持ち良く速度が乗っていきます。
これはSBC i-Dのブースト圧のグラフです
上り坂などで条件が揃うと、メタルキャタライザー装着前(NEO HYPER MUFFLER + Premium Suction)は、オーバーシュートで1.20、その後1.00前後で安定していました。
メタルキャタライザーを装着したところ、オーバーシュートで1.25までいき、安定値は1.00〜1.10になりました。
1.25までいくとは言っても、瞬間的な値なので問題はないかと思います。
通常はオーバーシュートでも1.10位です。
巷の噂通り、非常に満足のいく一品でした。