・素のBP5B(インテリア)

 ・メーター

 WR-Limited 2004 の特別装備であるエレクトロルミネセントメーター(レッドイルミネーター)です。最初は全部赤文字であることに抵抗がありましたが、慣れると見やすいです。
 MT乗りにとっては、特に慣らし運転中はタコメーターが大きいと助かります。ATが殆どの日本車の中にあって、タコメーターとスピードメーターが同じ大きさの車は今となっては少ないのではないでしょうか?(他のメーカーのメーターを真剣に観察したことはありませんが・・・。)インプレッサに至っては、GFもGDBもタコメーターは真ん中ですしね。レガシィも真ん中にして欲しかったところです。GF8では燃料計が左端にあったため、最初は水温計と燃料計を見間違えてしまいました。
 写真はキーをIGNにして警告灯も点灯させた状態です。追加メーターを純正メーターの前に設置する場合、左側では警告灯が見えなくなり、右側ではトリップ切り替えノブが操作できなくなります。中央はラウンドしているため固定できません。色々と追加したい人には不向きなデザインですね。「標準メーターの前に余計な物を置くな」というメーカー側の意思表示でしょうか?この点、GF8はフードの下がフラットだったので追加は楽でした。


 ・ウィンカー

 ウィンカーレバーは別に可もなく不可もなく、普通のデザインです。問題はウィンカー作動中の音。走行中は全くと言って良いほど聞こえません。そのため、何回かウィンカーを付けっぱなしで走行してしまいました。逆にラジオからウィンカーっぽいリズムの音が聞こえると、ウィンカーが付いていると勘違いしてしまうこともありました。
 このことを担当の営業マン I さんに伝えると、そんなクレームは初めてだと言われてしまいました。ウィンカーに限らず、作動音はある程度聞こえた方が良いと思うのですが、高級車とはこういう物なのかな?
 これは何とかしたいポイントです。


 ・センターコンソール

 センターコンソールは全体に運転手側を向いています。シンメトリーが特徴のスバル車ですから、インテリアもシンメトリーの方が良かったのでは、と思います。また、サイドのラインが斜めなのも気になります。オーディオが水平ラインを描いているのに対して、サイドのラインが逆台形のため上方が間延びした感じに見えます。
 カーナビは付けなかったので、この部分にはアッパーセンターポケットがあります。この中のランプの色がなんとレッドなんですね。こんな所までレッドで統一しなくても・・・。「ちょっとだけよ〜。(古い・・・)」な雰囲気です。
 オーディオはマッキントッシュを選択したため、パネルはブラックです。標準オーディオのシルバーよりも断然格好良いと満足しています。オーディオ周囲のパネルはアルミ製で、ヘアーライン処理がされていて高級感があります。どうせなら、エアコンやシフト周囲のパネルもアルミ製にして欲しかったところです。オーディオのスイッチ類はシンメトリーなのですが、ハザード・スイッチが助手席側に付いています。緊急時に使うものだから助手席からも押せるようにという配慮でしょうか?運転席からは押しにくい位置です。
 エアコンはこのクラスらしくデジタル表示のオートエアコンです。デジタルの方が高級感があって一般には人気なのかもしれませんが、はっきり言って操作性が悪くて僕は好きになれません。大きく視線移動しなければ吹き出し口や温度の設定がつかめないので、走りながらでは設定変更ができません。インプレッサのようなダイヤル式であれば、走りながらでも手の感触で設定が直ぐ分かりますし、変更も容易です。
 シフトノブ後部の小物入れ。これはコインや携帯電話(当然運転中は使用しません!)等、ちょっとした物を入れるのに便利です。底にゴムが敷いてある点も good です。「?」なのがこの後ろにあるカップホルダー。何と言ってもインナーカップに付いているサイズ調整用のパーツ(ウレタン製?)が実に安っぽい。300万円以上する車なんだから、もうちょっと細工の効いた物に出来なかったのかな?場所も今一だし・・・。コンソールボックスはまあまあですね。


 ・シフトノブ

 標準のシフトノブ(左)は、はっきり言って格好悪いです。WR-Limited 2004 の特別装備のアルミシフトノブ(右)は格好良いですね。付け根にあるSUBARUの帯状のシールがワンポイントになってます。ただ、このシールが困りもので、シールの端がちょうど指先に当たってしまい、使っているうちに剥がれそうです。手のひらへの当たりは、純正は特に問題ありません。アルミシフトノブは上面がフラットになっており、この角(とは言っても、丸い角ですが・・・)が気になります。


 ・シート

  WR-Limited 2004 の特別装備のシートはヘッドレストとサイドが本革、座面と背面がアルカンターラという構成で、背面にはSUBARU WORLD RALLY TEAM の刺繍入りの電動シートです。黒い本革に対して、なぜか黒糸で刺繍されています。どうして黄色糸ではないのかな?派手な内装はレガシィには似合わないから?それにしても、あまりに目立たな過ぎです。もしかしたら、カミさんは気付いてないかも・・・。座り心地は良いのですが、サイドのサポートが弱いためコーナーリング時に踏ん張りが効きません。ただし、アルカンターラが滑り止めの役目をするため、コーナーリング中の体のずれは少ないです。格好はよいのですが、GF8のシートに慣れた体には物足りないシートです。GDBのシートに代えたいけど、特別装備のシートが勿体ないかな?勿体ないと言えば、リヤシート。本革+アルカンターラの上にチャイルドシートを装着するのは気が引けます。


 ・ペダル

 WR-Limited 2004 は Spec B がベースなので、アルミパッドペダルが標準です。格好良いですね。滑り止めのゴムもしっかりしているので、雨の日も安心です。GF8で使用していたSTi製のアルミペダルパッドはピンク色の滑り止めと思われるゴムが付属していましたが、ペダル表面に突出していないため全く役に立たず、雨の日は怖かったです。ペダルの配置はインプレッサと共通かな?違和感は全くありません。ヒールアンドトゥもやりやすいです。
 アクセルは電子スロットルだそうで、Provaからバイワイヤーコントローラーがリリースされましたね。興味深い製品です。ブレーキの感触は悪くないですが、奥の剛性感が弱いです。いずれブレーキホースをステンレスホースに交換したいところです。クラッチは踏み込むと、途中から「カックン」と軽くなるような感じがして好きになれませんでしたが、すぐに慣れてしまいました。個人的には、GF8のような踏力が一定の方が好きです。また、デュアルマスフライホイールのためか、クラッチが繋がる感触が乏しくて分かりにくい面があります。その分、クラッチを多少ラフに扱っても少ない衝撃で繋いでくれるようです。






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