・吸気温度計(エアクリーナーボックス内) / DIGITAL MULTI GAGE (With Me)
バイク用に設計されたコンパクトなメーターです。
温度センサーが一つ付属しています。
温度センサーと圧力センサーを追加することにより、これ一つで水温・油温・油圧・電圧の表示が可能です。
GF8E に装着しようと思い購入してあったのですが、放置してありました。
BP5B も Defi-Link Meter を付けたので用無しになっていたのですが、ナンチャッテ吸気温計として日の目を見ることになりました。
ちょっと贅沢な使い方ですが・・・。
温度センサーはの一つはエアフィルターの前に設置することにしました。
エアクリーナーボックスの外し方はこちら。
温度センサーはエアークリーナーの手前、エアークリーナーボックスの側面に穴をあけて取り付けました。
もう一つの温度センサーは、測定ポイントを変更出来るようにするため固定はしませんでした。
センサーハーネスは例によってインタークーラー後ろのグロメットから室内に引き込みました。
センサーハーネスの電源線は、のれんわけハーネスのアクセサリー電源に接続しました(のれんわけハーネスの配線についてはこちら)。
のれんわけハーネスにアースもあるのですが、既に沢山のコードが接続されているので、今回はヒューズボックス固定用のネジ(←)に共締めしてみました。
モニターはステーを使用してメーターフード内に取り付けました。
バックライトが赤なので、純正メーターとのマッチングは良好です。
左図はデジタルがクリーナーボックス内の温度、バーグラフが電圧を表示した状態です。
正直なところ、Defiのアナログメーターよりも視認性が高いです。
「温度管理をしたいけど、大袈裟なメーターは付けたくない」という人にはお勧めです。
吸気温度の結果
エアダクト吸気口とエアクリーナーボックス内の温度を比較しました。計測時の気温は純正の外気温計で10℃でした。
・低速で街中走行時
吸気口 20℃前後
ボックス内 40℃前後
・渋滞時
吸気口 30℃台
ボックス内 60℃前後
・高速走行時
吸気口 10℃
ボックス内 20℃台
まとめ
1. 吸気口の温度は、外気温よりも5〜15℃程高い。
2. ボックス内の温度は、吸気口の温度よりも20〜30℃程高い。
3. 吸気口の温度は、走行によりすぐに低下する。
4. ボックス内の温度は、走行しても低下するまでに時間が掛かる。また、吸気口の温度と同じになるまで低下することはない。
考察
エアダクト吸気口はラジエーターの真上にあるため、吸気口の温度はラジエーターの熱に影響されていると思われます。
吸気口はフロントグリルの真後ろにあるので走行風を受けやすく、走行により温度は直ぐに低下します。
エアクリーナーボックス内の温度は、エンジンの放熱やラジエーターを通過した熱風に影響されていると思われます。
エアダクトのレイアウトから考えると、ボックス内の温度もすぐに下がるように思えるのですが、実際にはなかなか下がりません。
思っているよりも走行風が入りにくいのでしょうか。
ボックスの材質が一度暖められると冷めにくい性質があるためかも知れません。
いずれにしろ、熱対策を考えようと思います。