・フロント ピロボール・スタビリンク(D ウルトラSHORT)
リヤ ピロボール・スタビリンク(C ターンバックルLONG)(Prova)
BP5Bを購入した当初からコーナーリングに一つの気になる点がありました。
気になる点とは、コーナーの入口で素早くハンドルを切った瞬間にグラつく様な感触があることです。
解決策としては、サスペンションキットやスプリングの導入が一番良い方法のようですが、僕の現在の使用環境では車高を落とすと問題が生じる可能性があります。
スタビライザーを太い物や硬い物に交換するのも解決方法の一つと考えられます。
しかし、先ずは純正のスタビライザーをちゃんと働かせることを目的に、スタビリンクの交換をすることにしました。
BL/BPでは純正でもシッカリしたスタビリンクを備えているようですが、これをより剛性のあるピロボール・ジョイント付きの物に交換すればスタビライザーを初期から働かせることが出来ると考えられます。
スタビリンクも各社から様々なデザイン、価格帯の物が発売されています。
そんな中で選んだのが、Prova製のスタビリンクです。
メーカーの謳い文句は以下の通りです。
・ピロボールスタビリンクは高剛性ジュラルミン製ボディと高荷重・無給油式ピロボールジョイントから構成されています。
・サスペンションアームとスタビライザーを連結する純正スタビリンクをこのピロボールスタビリンクに交換することでサスペンションの動きに対してリニアなスタビライザーの動作を実現できます。
・ステアリングをわずかに切った時でもピロボールスタビリンクは純正スタビライザーの効果を応答良く引き出し、高速走行時やコーナリング時の安定感を高めます。
・ドライバーがコントロールし易いリニアなコーナリングを実感することが出来ます。
・ピロボールでスタビライザーと連結する構造となっている為、ノーマル・スタビライザーの応答性が大幅に向上し、ロールの初期段階から確実にスタビライザーの効果を引き出すことを実現致しました。
謳い文句の内容は正に僕が求めているものです。
実はGF8Eも使用していたパーツで、お気に入りのパーツの一つでした。
左の写真がフロント用。右の写真がリヤ用です。
箱から出したばかりで、ボルトの向きやリンクの長さを調整する前の状態です。
ピロカラー(↓)がボルトから抜けないように、ボルトにタイラップが巻いてあります。
ピロボールのアップです。
とても綺麗な部品で構成されています。
指で動かしてみると、滑らかに動きます。
・フロントの取り付け
フロントをジャッキアップして、ジャッキスタンドをかけます。タイヤを外す必要はありません。
これは純正のスタビリンクです。
スタビライザーとサスペンションアームにボルトで固定されています。
ボルトは難なく外すことが出来ました。
純正とProva製の比較です。
純正のスタビリンクも金属製なので、たわんだりすることはないかな?
純正のジョイント部分の動きは硬くはないのですが、Prova製に比べてねちっこい感じがしました。
純正のスタビリンクと同じ長さになるようにピロボールを調整します。
ピロボール(↓)は本体に(←)にねじ込まれているので、ピロボールを回すことによって長さを調整します。
ピロボールの長さを調整したら、ロックナット(→)で固定します。
ロックナットの緩み防止のために、ロック剤を使用しました。
ピロカラー脱落防止のタイラップを切り取って、リンクを取り付けます。
取り付けには、純正のナットを使用しました。
・リヤの取り付け
リヤをジャッキアップして、ジャッキスタンドをかけます。
今回は同時に強化スタビブラケットを取り付けるため、作業性を考えてタイヤを外しました。
スタビリンクの取り付けのみなら、タイヤを外す必要はありません。
フロントと同様にボルトは難なく外すことが出来ました。
純正のスタビリンクと同じ長さになるようにピロボールを調整します。
調整方法は、フロントと同じです。
ピロカラー脱落防止のタイラップを切り取って、リンクを取り付けます。
取り付けには、純正のナットを使用しました。
青い部品は強化スタビブラケットです。
走行インプレッションですが、ピロボール・スタビリンクと強化スタビブラケットを同時に装着したので、個々のインプレッションは出来ません。
先ずは街乗りについて。
GF8Eに装着した時は装着後の2つ目の交差点を曲がる時に効果を体感しましたが、BP5Bではあまり効果を体感できませんでした。
それだけBP5Bの純正の足周りの完成度が高いと言うことでしょうか?
しかし、峠では効果を体感しました。
気になっていた、コーナリング初期にグラつく様な感触は無くなったようです。
一発でコーナーリング体勢が決まるような感じと言えばよいでしょうか。
上手く表現できませんが、コーナーリングが気持ちよくなりました。
ただし、この変化は劇的なものではなく、微妙な変化です。
値段と変化の度合い(費用対効果)を考えると、意見が分かれるパーツでしょうね。
僕は満足していますが・・・。