・フロントオーナメントのカーボン化
フロントグリルのオーナメントの背景色をチェリーレッドやボディー色に塗り直すのが流行っていますね。
WRブルーにはチェリーレッドが似合うのですが、ワンポイントとしてカーボン・パーツを使ってきたので、オーナメントもカーボン柄にしてみました。
オーナメントをフロントグリルから外します(外し方はこちら)。
オーナメント裏の両面テープを剥がすと、本体とメッキの枠に分解することが出来ます。
作業中にキズが付かないように、本体の表面は養生テープで保護します。
写真は、オーナメント裏の研磨後です。
耐水ペーパーで削って塗装を剥がします。
僕は320番、800番、1500番を順に使用して塗装を削り取りました。
研磨をやりすぎると、星の端の部分はメッキが剥がれてしまいます。僕は少し剥がれてしまいました。
研磨後の透明度についてですが、多少曇った状態でも大丈夫です。
後でエポキシ樹脂を塗ることによって透明になるようです。
星の部分のヘコミから樹脂が漏れないようにフチにも養生テープを貼ります。
カーボン化には、レジンとカーボンクロスを用意しました。
・クリスタルレジン (エポキシ樹脂) 75gセット ¥998-
日新レジン株式会社
・カーボンクロス 100mm×300mm ¥1,680-
日本特殊塗料株式会社
主剤と硬化剤を100:50で混ぜると硬化します。最低目盛りが1gの計りを使用して正確に計ります。
硬化に要する時間は約24時間です。
カーボンクロスは端がほつれないようにテープが貼ってあります。
先ず星の部分に樹脂を流し込みます。
続いて透明な部分に樹脂を塗ります。ここで樹脂の量が多すぎて樹脂の層が厚くなると、グリルに貼れなくなります。
僕は少し厚くなってしまい、貼り付けにくくなってしまいました。
樹脂を塗る時は気泡が残らないように注意します。
適当な大きさに切ったカーボンクロスを樹脂の上にのせます。カーボンクロスを押しつけて、クロスの網目から余分な樹脂と気泡を追い出します。
このまま約24時間置いておきます。
気温が高いと硬化時間は短くなります。
樹脂が十分に硬化したら、余分なカーボンクロスをトリミングします。
カーボンクロス貼付時に漏れ出た樹脂が表面に付いてしまった場合は、指で擦ると剥がすことが出来ます。
カーボンクロスをトリミングする時や、フチに付いた樹脂を取る時は、裏のカーボンクロスが剥がれないように注意が必要です。カーボンクロスが剥がれた部分は曇ったようになります。僕は少し剥がしてしまいました。
メッキの枠の出っ張りを一部切り取ります。
メッキの枠を付け、両面テープでグリルに貼付して完了です。
頑張った割にはあまり目立たないような・・・。
追記
前回は平織カーボンクロスを使用しましたが、僕は本当は綾織の方が好きなので作り直しました。
今回、カーボンクロスは子午線コンパウンドの通販で購入しました。
50cm×50cm綾織カーボンクロス+折りじわ防止のロール送付+代引き手数料=1,400円+1,500円+600円=3,500円でした。
カーボンクロスって意外と安いですね。
作り方は前回と同じです。
やはり綾織の方がレーシーな感じがして格好イイですね。
しかし、問題が・・・。
実は今回は完璧な品にはなりませんでした。
左の写真の矢印の部分は、カーボンクロスをトリミングする際にクロスが剥がれてしまいました。レジンの接着力はあまり強くないようです。これは前回も多少発生していました。
右の写真の円の部分は、カーボンクロスが歪んでしまいました。オーナメントの裏側は湾曲しているのですが、コレに合わせようとして歪んでしまいました。
右の写真の矢印の部分は、気泡が残ってしまいました。ボツになった物にはもっと巨大な気泡が入ってしまいました。
平織の方が扱いやすいのか?それとも前回はビギナーズラックで偶然成功したのか?
いずれにしても、完璧な物を作るためにはもっともっと経験を積む必要があるようです。