・DS402エアロバンパー(A〜C型用)(Delta Speed)

 納車から5年、走行距離13万km余り。
 長岡の厳しい風雪、高速道路の飛び石、オーナーの容赦ない洗車機攻撃(←オイオイ)に耐えてきたフロントバンパーとアンダースポイラー。
 遠目にはそんなに傷付いているようには見えませんが、近接すると小傷がいっぱいでした。
 しかも、バンパーの両サイドはツメがはまらなくなり、フェンダーから浮いていました。
 今回、念願であったA〜C型(前期型)用のDS402エアロバンパーがDelta Speedから発売されたため、交換することにしました。


 DS402エアロバンパーは、「S402が存在したら・・・。」と言うコンセプトから誕生したフロントバンパーだそうです。
 後期型用が発売された当時、S402は存在していませんでした。
 そして、その後発売されたS402のフロントバンパーはと言うと、標準車両と同じ物・・・。
 S401のバンパーが専用品であることを考えるとS402は残念ですが、その分DS402は存在価値があると言えるかも知れません。←言い過ぎかな?


 基本的にはDelta Speedから先行して発売されているD〜F型(後期型)用のDS402エアロバンパーと同じデザインですが、新たにサイドダクトが設けられています。
 このバンパーのデザインはグリル内部の枠とフォグランプ横の開口部が特徴的で、ここの塗り分け方法によって印象が随分変わるのではないかと思います。
 僕は冒険をせずに、Delta Speedで行っているオーソドックスなカラーリングとしました。


 グリル内部の枠は別パーツではなく、一段高くモールドされています。
 DS402エアロバンパーにスバルのオーナメントは付属していないため、別途用意して取り付けました。


 この赤い枠のイメージは正にコレですね。
 インプレッサ(GDB) WRX STI spec C TYPE RA-Rの特別装備であったフロントグリルです。
 フロントグリルセンターの枠がチェリーレッドに塗装されていました。
 他のモデルとは一線を画すという主張が感じられます。


 フォグランプ横の開口部は、アイディア次第で色々使えそうです。
 光り物好きな人はデイライトを仕込むのも良いでしょうし、チューニング好きな人はエアクリーナーボックスへの導風ダクトや冷却パーツの設置に使えるのではないでしょうか。
 純正のフォグランプが取り付けられるように、フォグ穴の裏にはステーが設けられています。
 しかも、GT用とspec.B用の両方のフォグランプが取り付けられるように、複数の穴が空けられています。


 グリル下の開口部は側壁が後方に延ばされていて、導風板の役目をしています。
 よって、ここからのエアーはサイドダクトには流れません。
 フォグランプ横の開口部から入ったエアーがサイドダクトから流れるようになっています。
 サイドダクトにはちゃんとメッシュが貼られています。
 このサイドダクトは前期型用のみのデザインで、後期型用のバンパーにはありません。
 もし、後期型のDS402エアロバンパーを装着したレガシィと並ぶことがあったら、優越感に浸れるポイントではないでしょうか。


 パーツの観察はこの辺にして、取り付けに入ります。

 フロントバンパーを外します(外し方はこちら)。
 エネルギーアブソーバーフォームを取り外します。


 ボルト4本(↑、↓)を外して、メインビームリンフォースメントを外します。
 メインビームリンフォースメントの中に入っている配線はHIDフォグの配線で、本来は存在しません。
 横のボルト(←)と内部のナット(→)を外して、エネルギーアブソーバーサイド(※)を取り外します。


 バンパー装着後にグリルから覗き込むと銀色のメインビームリンフォースメントが丸見えになるため、黒いガムテープを貼って目立たなくさせます。
 時間的な余裕があれば、ここは塗装しても良いでしょうね。
 HIDフォグの配線が開口部から見えてしまうため、配線の保護を兼ねて配線チューブを使用して隠しました。


 純正バンパーからフォグランプを外します(外し方はこちら)。
 取り付けは純正のボルトを使用して行います。


 例によって干渉してしまうエア・インテークガイドです。
 前回はDelta Speedのグリル側を加工しましたが、今回はエア・インテークガイド側を加工しました。


 バンパーの固定は、上面および下面にある純正のクリップと、ラジエターを固定しているボルトで行います。
 フィッティングは全く問題なし。
 クリップの穴を合わせるためにバンパーに無理な力を掛ける必要はありません。
 純正バンパーでは浮いてしまっていたフェンダーとの隙間ですが、綺麗にはまっています。


 取り付け完了です。
 いかがでしょう?
 このバンパーは、いかにも「社外品のバンパーを付けたぞ!」と言う強い押し出し感はなく、「純正オプションかな?」と思ってしまうような製品精度の高さと品の良さを感じます。
 ヨーロッパ車のデザインテイストを盛り込む(悪い言い方をすれば、真似をする)社外品バンパーが多い中、このバンパーのデザインはスバルのデザインを上手く昇華していると思います。
 これで前期型と後期型の両方にDS402エアロバンパーが付けられるようになったわけですが、個人的には前期型の角張ったヘッドライトの方が相性が良いと思います。
 それにWRブルーとグリルの赤の相性もバッチリですね。
 これ程、WRブルーが似合うとは思ってもみませんでした。

 このバンパーはSTI製のフロントアンダースポイラーを取り付けることが出来ます。
 前期型用のバンパーだからフロントアンダースポイラーも前期型用かと思ったら、残念ながらそうはいきませんでした。
 元々が後期型用にデザインされたものだから、取り付けられるフロントアンダースポイラーも後期型用になってしまうのは仕方ないですよね。
 サイドとリヤにアンダースポイラーが付いているのに、フロントに付いていないとバランスが悪いので、いずれ後期型用フロントアンダースポイラーを手に入れようと思います。






 








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